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連載第6回【やってみた】勝てるWebライターへのサクセス・ストーリー
ようやく取材開始!しかし原稿書く時間が取れずに終わった一週間

大橋博之
ライターがWebメディアに営業したら、本当に仕事がもらえて、いくら稼げるのか?を実際に試してみたという、やってみた企画。第6回は取材までこぎつけたを報告。

取材を開始!まずは個展の取材から

大きな展示会では内覧会というのがある。これは大抵、開催日の前日にプレス(マスコミ)向けに行われるもので、学芸員や関係者が展示の説明をしてくれたり、記者会見が用意されていたり、オープニングイベントがあったりする。
何よりも助かるのは通常、会場内の展示品は撮影禁止だが、内覧会では撮影が許可されること。資料ももらえることもあって取材はラクチンだ。

ただ、僕自身はあまり大きな会場で行われる展示会への関心は低くて、むしろフォトグラファーとかイラストレーターが行う個展やグループ展の方が好きだったりする。とはいえ、Webメディアの場合、検索で記事を読みに来るというケースがほとんどなので、よほど有名なフォトグラファーやイラストレーターでないとWebメディアでは記事を読んでもらえないこともある。

だから知る人ぞ知る、とか、隠れた存在、というのはどれだけ好きなフォトグラファーやイラストレーターでもWebメディアでは掲載は難しい。どんな個展を取材しにくいか、というチョイスはかなり難しいが現状だ。

Webライターとして“自分は何を取材のテーマとするか?”というスタンスも大切なことかもしれない。僕が出来るのは僕が好きなフォトグラファーやイラストレーターをなるべくWebメディアのテイストに合わせて紹介していくこと。このスタイルでいくつかの個展やグループ展を取材して回った。

取材を開始!著名人にもインタビューしてきた

アポ取りが難航していた方、2名とコンタクトが取れてインタビューに行ってきた。 やはりインタビューは楽しい。
今回は4つのテーマに絞り、1つのテーマを10分で聞く。なので計40分。そして写真を撮る時間を20分と決めた。これで総合計1時間。

昔は1時間びっしりインタビューしていたが、最近はちょっと辛い。なんせ録音を文字に起こすのは時間がかかるのだ。それで楽するために10分をひとつのブロックにすることにしたのだ。合計で40分あるが10分ごとの積み上げと考えればなんとかなるかなと。

しかし、現場はそう上手くは行かない。1つのテーマにはまって話が長くなって『これをどうまとめようか』と頭が痛い状態に。
トライ&エラーでベストな方法を見つけていくしかないのだろう。

取材は終わったけれどライターとしてはここからが大変なのだ

ライターの仕事は取材することではない。ここから原稿にまとめていくのが本当の仕事。
インタビューライター/ブックライターの丘村奈央子さんが
「書く仕事全般に言えるけれど「5や6をライターが10に膨らませる」と思うのは逆で「20や30を聞いて10の結晶を作る」のがライターの仕事。20を話せないコンテンツは10にもならない」

出典:


とツイートしていてなるほど、と思った。
20や30を聞いたことを10の結晶にする。削るところは削り、活かすところは最大限に生かす。ギュッと詰まった記事でないと読める記事にはならない。かなりセンスが必要な作業なのだ。

Webメディアの場合、極端にいえば文字数に制限はない。どれだけ長くなってもOK。もちろん、長いだけの記事は最後までもらえない可能性はあるが、それを考えなければ制限はない、とは言える。

だが、インタビューした内容をただ、文字にしたのではそれはインタビュー記事ではない。情報を補足する必要もあるし、場合によっては話の順番を並び替えることもある。話し言葉のままではなくて、文章として読めるようにするのが基本。

ところが今週は個展の取材とインタビューで一週間が終わってしまった。原稿を書く時間が取れなくて困った状態に。
今月、納品できる記事はあるのだろうか?とちょっぴり不安。
大橋博之
フォークラス・メディア編集部【ライター・エディター・プランナー】『Webライター入門』(技術評論社)を監修。著書に『SF挿絵画家の時代』(本の雑誌社)、『心の流浪 挿絵画家・樺島勝一』(弦書房)などがある。 twitter@garamonmini
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